こども本の森 神戸 KOBE Children’s Book Forest

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安藤忠雄さんが神戸・三宮に建てられた こども本の森 神戸 を2022年12月中頃に訪れました。

お子様と一緒に絵本を読みに行きたいご家族や、学校から団体でのご利用はもちろん、絵本や児童書が好きな大人の方が一人で立ち寄られるのにもおすすめの図書館です。

神戸三宮駅から徒歩13分程度でたどり着ける東遊園地内に設置されており、1995年に発生した阪神淡路大震災の記憶を継承する役目も担っているこの図書館では、1月17日に「阪神淡路大震災1.17のつどい」が開催されます。

入館するには事前予約が必要ですので、「こども本の森 神戸」のホームページから予約して行ってください!休館日は月曜日です。館内の本は、利用者がひとりにつき1冊まで、図書館前のウッドデッキや東遊園地内に持って出ることは許可されていますが、今のところ、本の貸出(数日館外に持ち出すこと)はされていません。

館内は二階建てで、絵本や児童書が「こうべの森」「いのちの森」「うみのむこうの森」「たべものの森」など15のテーマに分けて並べられています。

館内に滞在できる時間(予約できる時間枠)は90分制で、その間、書架から読みたい本を手に取っては、館内の閲覧席に座って読みます。私は各テーマの書架を見ながら、絵本と児童書合わせて10冊程度読みましたが、90分はあっという間でした。気になっていた絵本や、子どもの頃に読んだ覚えのある児童書を見つけると、テンションが上がります!

今回は平日の午前中(AM9:30〜11:30の枠)に一人で伺ったのですが、館内は混雑もなく、大人の方や数組の親子連れなどでゆったりとした雰囲気でした。たくさんの絵本に囲まれた空間で、おうちの方が小さいお子さんに絵本の読み聞かせをされているのも良い光景です。

先日読んだBRUTUSの読書特集で、ブックディレクターの幅允孝(はば よしたか)さんが、最近日々のスケジュールに読書の時間を90分〜2時間確保しているという話をされていましたが、その着想は、この「こども本の森」の予約制度からきているそうです。90分制であることで「大人も子供も驚くほど真剣に本を読んでい」た、「人があんなに集中して読書している姿」を久しぶりに見た、と喜んでいらっしゃいました。

確かに、時間をフレーミングすることで、集中して読むことができますね。絵本や児童書に特化して並べられていますので、どのお子様でも「読みたい本が全くない」という状況はおそらくないと思います。15のテーマに導かれて、必ず興味のある分野に行き着くことができるのも、「こども本の森」の良さだと感じます。

ちなみに2021年の12月には、こども本の森 神戸 よりも先に開館された こども本の森 中之島 (大阪府)に行っています。こちらも神戸と同じく大変良い図書館ですので、是非一度足をお運び下さい。

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