夏の読書『アルプス席の母』

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早見和真さん、イヤミスはもちろん、高校野球や書店をテーマにした作品など、いろんなタイプの小説を書かれて幅広い作家さんだと思います。なんとご本人が、元巨人の高橋由伸さんと同じ高校で野球をされていて、高橋さんのプレーをみたことで野球の道を諦め、物書きになることを志されたとか。高校野球に関する書籍が多いのも納得です。

早見和真著『アルプス席の母』(小学館・2024) 何を隠そう、私自身が野球母(息子が野球をしている)なので、帯に「全母親が落涙必至!!」とあったが、本当に涙なしには読めない作品だった。今年の夏の甲子園のテーマソングに「ずっと好きだからやれてきた」という歌詞があるが、小学生のころは好きで楽しかった野球も、中学・高校とステージが上がっていくにつれて、「好き」だけでは乗り越えられない様々な壁が現れる。チームスポーツゆえの悩みも。この作品は、高校野球で甲子園を目指して、東京を離れ大阪で寮に入って頑張る息子と、その息子を支える母の物語。クセの強い監督やチームの先輩母など、野球母ならだれもが「あるある」と思ってしまうエピソードが登場する。この夏、おすすめの1冊だ。

Amazon.co.jp: アルプス席の母 : 早見 和真: 本
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